協同組合日本シャツアパレル協会
1954年創立。シャツ業界の発展・改善・向上のための活動を行っています。
またシャツ知識の普及を目指し、教育用小冊子「シャツの知識」を発行しています。
夏の気候に合ったシャツ。
夏の暑さを乗り切れるシャツ。
夏に着たくなるシャツ。
つまり、デザイン・素材などに工夫をこらし、
「夏を快適にすごすため」に作られたシャツのこと。
日本シャツアパレル協会は2019年に、
毎年6月の第一日曜日を「夏シャツの日」と
制定しました。
日本シャツアパレル協会では、できるだけ長くお召しいただくために
下記の洗濯方法をおすすめしています。
シャツの裏側についている、取扱いについての注意が書いてあるタグ【洗濯絵表示】を確認しましょう。洗い方・水の温度・干し方・アイロンの温度・使用できる洗剤や漂白剤などについての注意が記載されています。
【洗濯絵表示】の内容と異なる取扱いをした場合、色落ちや色あせ、伸縮などが起きることもあるので、必ず確認するようにしましょう。注意書きの内容は記号で表示されていますので、一覧からご確認ください。
洗濯の前に、カフスボタンや襟のキーパー(襟の先に入っている、取り外し可能な板状のもの。ルミラーとも言います。)などは取っておきましょう。そのまま洗濯機に入れてしまうと、紛失や破損をする可能性があります。
また「ボタンダウンシャツの襟先の小さなボタン」は外します。このボタンを留めたまま洗濯すると、糸や布がちぎれて、ボタンが取れてしまう場合があります。
襟の内側や袖口などは、皮脂やホコリの汚れがつきやすい場所です。汚れが目立つ場合は、洗濯機に入れる前にあらかじめ部分洗いをしておきましょう。
洗剤は、市販の部分洗い用洗剤でもいいですし、固形石鹸や中性洗剤でも大丈夫です。(専用の部分洗い用洗剤を使う場合は、用法を守って使用して下さい。)
生地を濡らして洗剤を塗り、ブラシ(歯ブラシでもOK)で優しくこすり、汚れをかき出します。強くこすりすぎると生地が傷むので注意しましょう。
シャツは軽くたたんで、ひとつのネットに1枚のシャツを入れましょう。たくさん入れると汚れが落ちにくく、またシャツ同士が絡まったりして、余計なシワがつきやすくなります。
シャツの裏についている【洗濯絵表示】で洗濯方法を確認し、洗濯機で洗います。素材により、水流を弱いモードにしたり、手洗いが必要な場合もあります。
また、洗剤や漂白剤についても表記がありますので、必ず守って洗いましょう。間違った方法で使用すると、シャツを傷めることにつながります。
シャツの脱水は「軽め」がおすすめ。水分が多く残っている状態で干すと、水分の重みで乾いたときのシワが軽減します。
脱水が始まって15秒ほどで洗濯機を一旦止め、シャツだけ先に取り出すと良いでしょう。
脱水後はすぐにネットから取り出して干します。そのまま放置すると、余計なシワが多くなったり、洗濯物同士で色移りする場合があるので注意してください。
シャツをハンガーにかけたら、襟のボタンをとめます。
また、身頃や袖のシワを手で伸ばして、なるべく形を整えてから干しましょう。
シワが気になる場合はアイロンをかけましょう。
シャツの素材によってアイロンの適正温度が違いますので、洗濯絵表示を必ず確認してください。
指定より高い温度でかけると、生地が溶けたり、縮んだり、変色したりする場合があります。
形態安定加工のシャツは、家庭洗濯を想定して作られています。ぜひご自宅でのお手入れを試してみてください。